キャッシュパスポート(T-POINT付き)について

キャッシュパスポート

キャッシュパスポートとは

海外で使うお金の用意の仕方には、幾つかの方法があります。クレジットカードが最もポピュラーな方法ですが、審査や利用枠の関係で十分に利用出来ない場合もあるでしょう。その様な時に、使いたいのがトラベルプリペイドカードです。トラベルプリペイドカードは、会員の専用口座に入金して、口座にある範囲でお金が使えます。海外でも手軽に使えますので、クレジットカードと併用するのも良いでしょう。
幾つかトラベルプリペイドカードがありますが、海外専用のトラベルプリペイドカードとして、評判になっているのがキャッシュパスポート(T-POINT付き)です。キャッシュパスポートの機能に加えて、Tポイントが加算されるサービスが付いています。キャッシュパスポートの利用に際しては、年齢制限や審査がありませんし、銀行口座を開設する必要もありません。申し込めば直ぐにカードが送られて来て、利用出来る様になります。プリペイド式のカードなので、銀行口座と関連付けられていませんから、盗難に遭った時に銀行口座の残高が全て無くなる様な事もない安全なカードです。T-POINT付きキャッシュパスポートは、日本円・米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・シンガポールドル・香港ドルの9つの通貨がチャージ出来ます。これだけの種類の通貨がチャージして使えますので、海外で不便を感じる事もないでしょう。

キャッシュパスポートの特徴(他のカードより優れているところ)

日本国内の金融機関の窓口やATMから、指定の口座に振り込む事で、カードにチャージします。カード所有者本人であればチャージするのに特別な手続きなど不要ですし、委任状さえあれば家族でもチャージする事が可能です。海外に滞在している内にキャッシュパスポートの残高が不足した時などに、国内にいる家族にチャージしてもらう事も出来ます。普段クレジットカードだけで十分だと感じている人も、いざという時にためにキャッシュパスポートを持って海外に行った方が安心出来るでしょう。
カードへの入金は最低1万円からで、年間の入金限度額は500万円となっていますが、残高の最大限度額は100万円となります。24時間以内に加盟店で利用出来る限度額は85万円、ATM引出限度額は15万円です。但し、ATMによっては、引出限度額が低く抑えられている場合もありますので、利用する前にATMなどの利用規約を確認する必要があります。
キャッシュパスポートの残高や利用履歴の照会をするには、専用ウェブサイトのマイアカウントを利用すると便利です。インターネット上の専用ウェブサイトにアクセスして、カード番号とお客様情報などを入力するだけで、マイアカウントの登録が出来ます。マイアカウントの登録が完了すると、残高や利用履歴だけではなく、カード内の通貨の移動・暗証番号の確認・録情報の変更などを行う事も可能です。またマイアカウントするには、パスワードが必要となりますので、しっかりと管理する様にして下さい。

キャッシュパスポートの、その他の特徴(良いところ)

海外で便利に使えるだけではなく、24時間無料でカードサービスが受けられる点も、キャッシュパスポートが評判となっている理由の一つです。残高照会や暗証番号の変更は、電話のボタンを操作するだけで簡単に出来ますし、カードの紛失や盗難・取引履歴の問い合わせ・緊急時の現金手配サービス・簡易通訳サービス・緊急メッセージサービスなどをオペレータと遣り取りしながら行えます。音声案内については各国語に対応していますが、日本語が出た際に案内に従った操作をすれば良いので、外国が良く分からなくても操作に出来るでしょう。キャッシュパスポートに関する口コミを調べてみると、このような緊急の事態に直面した時に助かったと感じている人がたくさんいるのが分かります。

キャッシュパスポートの還元率

海外のマスターカード加盟店・ATMで200円使うとTポイントが1ポイント貯まりますから、キャッシュパスポートの還元率は0.5%です。
貯まったTポイントは、TUTAYAなどのTポイント提携先で、1ポイント1円として使えます。現地通貨に引き出しただけでも、ポイントの付加の対象です。ショッピングや現地の通貨に引き出した時点での為替レートを使用して、日本円に換算してからポイントの計算が行われます。

キャッシュパスポートの年会費・手数料など

キャッシュパスポートの入金手数料と再入金手数料は、1.0%です。海外のATMでは独自の手数料を設定している事もありますが、基本的なATM引出手数料は200円となっています。計画的にキャッシュパスポートを使うためにも、こうした手数料はきちんと理解しておかなくてはなりません。為替レートは、出金などの利用する前の日にMasterCardが適用するレートが使用され、そのレートの4.0%が為替手数料となります。そのため、急激な為替レートの変動で、残高が予定していた金額とは異なる事もあるでしょう。予定した金額よりも多い場合は良いのですが、予定していた金額よりも少ない時は、生活に支障が出る可能性も出て来ます。そうした事態を防ぐためにも、海外で生活する際は、常に最新の為替レートを確認する習慣を付ける様にしましょう。
カード残高を清算する方法には、清算と退会の2種類があります。清算は残高を一旦清算する処理で、その後もキャッシュパスポートを使う事が出来ますが、退会するとキャッシュパスポートは使えなくなります。カード残高を清算する際の手数料は500円で、12ヵ月間カードを利用していないと月額150円管理手数料が掛かります。キャッシュパスポート(T-POINT付き)を作ったのを忘れて放置しておくと、ドンドン残高が減って行ってしまいますので、長期間使わないと思う時は、直ぐに退会するなどの処理をする様にしましょう。
この様にキャッシュパスポートは便利に使えるカードですが、海外に行く機会の多い人でも、キャッシュパスポートの事を知らない人もいる様です。現金やキャッシュカードで用が足りる事もあるでしょうが、T-POINT付きキャッシュパスポートを使う事で、海外での生活をより充実したものにする事が出来ます。一度海外でのお金の使い方を見直して、キャッシュパスポートも活用してみる様にしてみましょう。